天皇家の経済学―あなたの知らない「天皇家」お金の秘密

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800308351
  • NDC分類 323.159
  • Cコード C0021

内容説明

戦前、天皇家の資産と規模は、三井、三菱といった財閥を10倍も上回るものだった―。天皇家の巨大資産はいかにして作られたのか天皇家の知られざる「お金」の秘密とその謎を解み解く。

目次

第1章 皇室の家計簿
第2章 天皇家の懐事情を劇的に変えた明治維新
第3章 三菱・三井を超える超巨大財閥
第4章 天皇によって支配された国策企業
第5章 天皇による帝国経営の戦略
第6章 帝国経営の失敗と天皇の“経営”責任
第7章 差し押さえられた「皇室資産」
第8章 「天皇財閥」から「天皇グループ」へ

著者等紹介

吉田祐二[ヨシダユウジ]
1974年生まれ。千葉大学大学院修士課程中退。出版社勤務などを経て、2001年から4年間ヨーロッパ(オランダ)に企業駐在員として赴任。現在も輸出機器メーカーに勤務しながら、政治・経済に関する研究、論文に執筆を行なっている。貨幣経済理論および政治思想、近代企業経営史などを研究テーマとする。SNSI(副島国家戦略研究所)研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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壱萬参仟縁

35
天皇の家族は、日本でもっとも裕福な家族である(054頁~)。天皇の財産は15.91億円という。権威付けシステムとは、マネーの増大システム(077頁)。総動員とは、mobilizeの翻訳で、戦時に際して、政府はすべての物資、人命を、強制的に動かすことができるという、恐ろしい響きを持つ(138頁)。張作霖爆殺事件の背景には、日本と奉天軍閥である張作霖のマネー戦争があった(159頁)。シュンペーターは、ロックフェラー家の現当主、デイヴィッド・ロックフェラーの家庭教師を務めた(172頁)。2016/05/20

スプリント

4
天皇家の気になる財政基盤について戦前から戦後にかけて説明しています。知らない情報が盛り沢山で勉強になりました。2016/05/14

一彩

4
「敗戦国に自ら歴史を書くことは許されていない」 「みんなの責任は往々にしてみんなの無責任」2016/02/06

wang

2
タイトル詐欺。名付けるなら「天皇財閥の陰謀」。明治の立憲運動のなか、天皇家の蓄財が始まり殖産興業の流れで起業された国策企業群を中心に多くの株式を所有しひとつの財閥のような存在となった。その財閥企業群を使っての植民地支配や大東亜戦争の遂行してきた陰謀を解説する。が、財閥企業の支配の仕組みへの言及はなく単なる憶測と妄想による陰謀論に過ぎない。多数の株式投資をしていても各社の議決権比率も人的支配についても言及がない。226事件、515事件を通じて天皇家・官僚による政権支配が完成するなど論理的にも破綻している。2019/12/18

犬養三千代

1
戦争を挟んでのお財布事情。たくさんの資産を天皇家に置いたのは いざのときのためと言うこと。 2016/06/12

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